オペラ

パルジファルと事業再生

イースター。昔、ドイツで何年か過ごした頃、厳しい冬を超えて、日が長くなってきた頃のイースターの喜びはひときわで、以来日本にいてもこの時期はワクワクする。 イースターといえばパルジファル。ドイツ語圏ではこの時期に上演されることが多いので、日本…

Naopingさんのブログ: フルトヴェングラー:スカラ座のワルキューレ

しばらく前にこの録音を聴いていましたが、"弦が泣き狂う"とは、全くうまいことを言うもんだと。 この方のブログ、文章もうまいし、内容も素晴らしいと思う。 ネット時代の恩恵で、いろいろな人の感想を読むのも楽しいもの。 http://naoping.cocolog-nifty.c…

「影のない女」(第二幕、第三幕)

先週末に引き続いで、「影のない女」の続き。 結局、ホ―フマンスタールのあらすじ・台本は謎が多すぎて、一度見ただけではよく分からないというのが結論。時間をかけて何度も観ると、見えてくるものもあるのかもしれないが。 最後は、一応ハッピーエンドで、…

「影のない女」(第一幕)

昨日来、仕事関係の文献を読みつつ、集中力が続かなくなったところで、R.シュトラウスのオペラ「影のない女」の録画を観ている。 第一幕の終わりまで来たが、これはなかなか重い作品というか、女性の人権(産む権利、産まない権利)と産まれる側の権利とい…

フルトヴェングラー・ローマ放送響「神々の黄昏」(1953年)

本年2周目の「ニーベルングの指環」(フルトヴェングラー・ローマ放送響)を聴き終えた。 今日は、「神々の黄昏」の第3幕の後半、非業の死を遂げたジークフリートの遺体がギービッヒ家の屋敷に戻ってきた後の場面。 ジークフリートの死をめぐって生じるギ…

フルトヴェングラー・ローマ放送響 「ジークフリート」「神々の黄昏」(1953年)

今日は、フルトヴェングラー・ローマ放送響の「指輪」の続き。「ジークフリート」の3幕の終わりと「神々の黄昏」の序幕と一幕の途中までを聴いた。 「ジークフリート」の第三幕では、ブリュンヒルデは、アンドロギュノス的な女神であり、抱擁に戸惑う乙女で…

フランツ・エンドラー著「カラヤンの生涯」

フランツ・エンドラーという人の執筆したカラヤンの伝記(「カラヤンの生涯」。ベネッセ社。1994年)を読んだ。 エンドラーというのは、既に亡くなったウィーンの音楽評論家。19世紀の有名なハンスリックの関わっていた雑誌の学芸部長も勤めており、ウィーン…

ジェシーノーマンのイゾルデ

トリスタン第二幕の珍しいライブ録音を発見(1981年タングルウッド。ちなみにオケは小澤征爾とボストン響)。放送のエアチェックらしく、音質は悪いが、まだ若かったジェシー・ノーマンのイゾルデは凄い。何という声、何という歌。ノーマンは、カラヤンとの…