NHK-FMで土曜日夜やっているN響ザ・レジェンドは今年の7月頃、サヴァリッシュのシューマン・チクルスをやっていた。録音を聴き直している。
もちろんサヴァリッシュ・N響もよいが、ソリストが更に素晴らしい。ピアノ協奏曲のブロンフマン、チェロ協奏曲がブルネロ。どちらもとにかく楽器の響きが美しい。
特にブロンフマン。彼はアイザック・スターンの伴奏のほか、CDはラフマニノフのものが多くて、シューマンのピアノ協奏曲のCDは出ていなかったようだが、何でだろう。
サヴァリッシュは90年代半ばにミュンヘンで時々聴いたが、観客側の敬意と期待に比して、淡泊で気乗りしない感じのことが多かったので、数年後の98年に日本でこんなに燃焼感ある演奏をしていたのかと驚き。