マゼール・N響のベートーヴェン

最近、讀賣交響楽団との「復活」交響曲のライブ録音が話題のマゼール

NHK音楽祭2012年でのマゼールN響の演奏会(FM放送のエアチェック)から、レオノーレ第三番を聴いているが、これが驚きで、何というか、朝比奈隆・大阪フィルの演奏みたいだなと思う。

晩年のマゼールはテンポが著しく遅くなってきていたのでその点は驚きはないが、N響が、アンコ型というか、「どすこいです」みたいな腰の重い響き、そう、朝比奈時代の大阪フィルみたいな響き(失礼)になっているのが違和感。

NHKホールのせい?でも、最近のヤルヴィの下では、NHKホールでも、キュンキュンしなる、引き締まった響きを出しているような気がするが。ヤルヴィの就任は2015年からだが、N響の響きはデュトワの時代から随分と洗練されてきていたようだが。この頃は、アシュケナージの後で尾高さんの頃だが。

この後、アリス沙良オットとのグリーク、最後はチャイコフスキーの第4らしいので、一通り聴いてみようとは思う。