チェリビダッケ・シュトゥットガルト放送交響楽団のブルックナー・アルバムの中におまけのように入っているモーツァルトのハフナーが凄い。
例の第一楽章の冒頭の跳躍するテーマ(レー(レ)レーレ ド、ド)のレーがふわっと風が舞い上がるように始まり、その後のド、ドの、二回目のドが軽く短くなっていて、それだけでこのテーマがこれまで聴いたことがないくらいチャーミングになっている。
その後も、全体に非常に速めのテンポと弾むリズムの快演。仔犬が散歩で喜んで跳ねまわっているような感じとでも言うのか。
アマゾン・プライム会員はただで聴けるので、モーツァルトが好きな方は、冒頭の1分だけでも試しに聴いてみられるとよいと思う。