スヴェトラーノフ・N響 マーラー交響曲第六番

今日のFM放送、N響レジェンドは、スヴェトラーノフマーラー6番。
この曲は、かつては、作曲家個人の悲劇と結びついた、禍々しい、聴く側にもとても覚悟を要求する曲だったし、演奏もショルティはじめそうした期待を裏切らないものばかりだったが、最近はすっかりtameされてしまって「普通のクラシック音楽」として消費されるだけのものになってしまった。
仕事もそうだが、繰り返して慣れてくると、どうしても最初の心意気が失われていく傾向があって、時々、無茶苦茶な人が現れてdisruptしないと、どんどん角が取れてつまらないものになっていくように思う。
スヴェトラーノフは、ある意味、そういう無茶苦茶な人だと思うので、このマーラーで何をやっているか楽しみ。といっても、これも、かれこれ四半世紀以上前の記録ではあるが。