ディスクユニオンでのCD処分 プライシングの謎

今後の人生でおそらくはあまり聴き返さないであろうCDを、ディスク・ユニオンで売却。
ディスク・ユニオンは、少なくともクラシック音楽のソフト(CD、アナログレコード等)については、日本国内最大の流動性を有する、セカンダリーマーケットである。
ここでの買い取り価格が興味深い。店員を見ていると、盤の状態(古さ、汚れ等)を調べた上でデータベースで確認している様子であるが、このデータベースが胆。おそらくは店舗売上げにおける需要と買い取りで入ってくる供給とでプライシングをしている様子なのだが。中身を見てみたい。
今日処分したものの中では、プロコフィエフのオペラ「炎の天使」とロジェストヴェンスキー指揮ソビエト文科省交響楽団によるブルックナー5番がそれぞれ250円で最高値。
プロコフィエフは3枚組なので多少値が上がるのは分かるが、他の1枚ものの多くが50円であり、オペラで重要な日本語訳が付いていない(海外盤)わりには高値で、何らかのプレミアムが乗っていることがわかる。
ブルックナーは1枚モノなので、他の5倍と言う価格は明らかにプレミアム。録音も悪いし、ロシア風の異常にアクの強い金管がブルック
ナーとしてはどうかと思うが、供給が少ない中で何らかの需要はあるのだろう。
ロジェストヴェンスキーという意味では、ショスタコの10/11番の2枚モノも200円で売れた。こちらは80年代頃から日本でも盛大に売られていた音源なので珍しくはないと思うので、この価格は不思議。ロジェヴェン、日本の中古市場では人気?
あとは、米国人から譲り受けたブルーノ・ワルターブルックナー4番が100円で他の2倍。ソニーレコードではなく、CBSと言っていた頃のCD初期盤なので古いものであり、音源自体は日本でもごくありふれたものだと思うが、何故プレミアム?

f:id:strassberger:20201103152234j:plain

f:id:strassberger:20201103152233j:plain