2019-09-15 ベームの耳 ベーム R.シュトラウス R.シュトラウスのオーケストレーションは各パートとも異常に難しい上に、相互に複雑・精緻にinter-connectedになっている。 プロの耳が凄いと思うのは、こういう音楽の斉奏を聴いて、どのパートがおかしいか、パッと指摘できること。 このビデオでは、カール・ベームが交響詩「ドン・ファン」をリハーサルしているが、演奏を15秒ごとくらいに止めて、「第三トランペットが音量足りない。もっと前に出て」とか、「トローンボーンが三拍目で遅れた」とか、タイプミスを探すみたいな細かな指摘を繰り返している。 指摘されてみるとなるほどそうなのだが、どこがおかしいかを瞬時に聴き分ける聴力がすごい。まあ、ベームは特に耳が良かったので有名ではあるが。 https://www.youtube.com/watch?v=GjFPGtGlTxI