マーラー 第五番 名盤 (ワルター・ウィーンフィル)

1938年(昭和13年)録音のBruno Walterとウィーンフィルマーラーのアダージェット。

水色に透き通った空のような淡い音色なのは、戦前のウィーンフィル特有のものなのか、古い録音のせいか分からないが、近年では10~11分はかかるのが当たり前のこの楽章を7分台でやっている。また、途中での盛り上がりも過度にロマンチックにならずに淡々とやっている。バーンスタインカラヤンシノーポリ。みんな味付け過剰で、本来、こういう淡い音楽だったのかもしれない。