ウィーンフィル
最晩年のバーンスタインの様子についての興味深いオーラルヒストリーを発見。このDVDのユーザーレビューの上から4つ目、宇野広報氏(このペンネーム!)のもの。 この方がブルックナーのビデオ収録に聴衆として立ち会った前後の出来事が記されている。 商品…
必死のパッチで入手したアムステルダム・コンセルセルトへボウ管弦楽団とのマーラーの第九のCD。当時一聴して何より驚かされたのは、その悠然たるテンポ。初演者のブルーノ・ワルターの演奏時間と比較すると一目瞭然。 ① バーンスタイン・コンセルセルトへ…
バッハから本当の現代曲まで何でも聴くが、一番愛着を感じるのがブラームスやブルックナー、ワーグナーあたりからマーラー、R.シュトラウスを経て、シェーンベルクの初期(浄夜や弦楽四重奏第二番)あたりまでの音楽。 管や打楽器の刺激的な響き抜きの弦楽…
日本指揮界の期待の星、佐渡裕とトーンキュンストラー管弦楽団のブルックナー第八のCDが発売されるらしい。 https://tower.jp/article/feature_item/2021/03/11/1111... Spotifyで既に聴けるので聴いてみた。全体に高水準の演奏と思った。先般書いたジュリ…
ジュリーニとウィーンフィルのブルックナー八番は、スタジオ録音されたCDが歴史的名盤として有名だが、その少し前のライブ録音はさらに凄い。 特にフィナーレの大詰め、Youtubeでいうと1:30:15過ぎ。「ラ、ファ―」というファンファーレをフォルテッシモで3…
80年代のバーンスタインの録音は大抵聴いているが、モーツァルトの39番は、80年代半ばに自分としての絶対的なベスト盤(ブルーノ・ワルターとニューヨークフィル)と出会って以来、ほとんど他の演奏に目が行かなかったため、未聴だった。 amazon primeやspot…
クライバーとウィーンフィルのベートーヴェン第5の映像。第4、第7は色々な映像があるが、5番は初めて。 メキシコの放送局の映像。画像が古いのと演奏中にアナウンスが入るのが難だが貴重。1982年、クライバーもまだ若くて元気。この頃が全盛だったのかも…
超久しぶりに渋谷のタワレコ覗いて、面白半分に試聴したら、凄くて買ってしまった。入店した時は思いもよらない結果。 スターウォーズやジュラシックパークのテーマをウィーンフィルがやったら凄いことに。ブラスの輝き、弦の艶、楽友協会ホールの長い残響。…
日経の日曜版「名作コンシェルジェ」に、1950年代のウィーンフィルとの名盤が登場(モーツァルトの40番とレクイエム、マーラーの復活) 特にモーツァルトの40番は、冒頭の有名なメロディ(ミレレー、ミレレー、ミレレーシー)の最後の「レーシー」の部分で、…
アバドの新旧のベートーヴェン交響曲全集(80年代半ばのウィーンフィルとのものと2000年前後のベルリンフィルとのもの)は、同じ指揮者のものとは思えないほど違いがあるが、いつ頃、演奏スタイルの変化が起きたのかに興味があった。 この1995年のエロイカは…
1938年(昭和13年)録音のBruno Walterとウィーンフィルのマーラーのアダージェット。 水色に透き通った空のような淡い音色なのは、戦前のウィーンフィル特有のものなのか、古い録音のせいか分からないが、近年では10~11分はかかるのが当たり前のこの楽章を…
最近、日本のアマゾン・プライムで、アバドが80年代後半にウィーンフィルと録音したベートーヴェンの交響曲全集が無料で聴けるようになったが、これが面白い。アマゾン・プライムでは、これまでも、2000年前後にベルリンフィルと入れた全集も無料で聴…
大学時代、先輩からCDを借りて一聴驚愕した懐かしの録音。 クライバーのベートーヴェンのライブといえば、第七番と第四番が、日本の人見記念講堂でのものをはじめ多数残っているが、運命(第五番)はこのシカゴ交響楽団との1978年のものしかないのでは…
もともとモーツァルトやベートーヴェンのピリオド演奏が嫌いで、モダン楽器のオーケストラでも、編成を小さくしてやっている昨今の風潮も気に入らないなか、ティーレマンはウィーンフィルでのベートーヴェンでも大編成でやっているので、一度聴いてみようと…
近所の公立図書館の閉架書庫からアナログLPを発掘。 八十年代半ばに異常なくらい話題になったシノーポリの録音。精神科医の資格を持つ指揮者という話題をフルに活用したいというマーケティングでしょうか。指揮者本人による作曲家の精神分析の論文の訳まで…
小澤征爾・ウィーンフィルのシューベルト「未完成」の演奏会の録画を観た。例の、指揮台でメータと一緒にワルツを振っていた演奏会のもの。 コントラバスも7本いる大きな編成の豊かな響きで、思いっきりゆっくりした演奏。 カール・ベームが最晩年に日本に…
20年以上も前ドイツに留学していた頃、同じくドイツに留学していた職場の同期と一緒にベルリンに旅行に行った際、ズービン・メータがベルリン国立歌劇場のオーケストラと合唱団を振って、マーラーの「復活」をやっている演奏会があるので、でかけて行った。…
すべて60年以上前の古いものであるにもかかわらず、フルトヴェングラーの幾つかの録音は今でも魔力的としか言いようのない独特の魅力を持っていると思う。たとえば、1954年にウィーンフィルと入れたワーグナーの葬送行進曲のスタジオ録音。 以下のYoutubeで…
ウラッハとウィーンコンチェルトハウス四重奏団のモーツァルトのクラリネット五重奏を初めて聴いたのは、いつの頃だろう。確か、中3か高1の頃、FM放送でかかっているのを聴いたのが初めだったと思う。 当時80年代はまだ、クラシック音楽の評論でともす…