以前に比べて
バイエルン放送による録音が著しく改善していて解像度が高く素晴らしい音!
「神々の黄昏」を部分的に飛ばし聴きしたが、インキネンの替わりに登板したマイスターの指揮するオーケストラが特に素晴らしい。
往年の
クナッパーツブッシュのようにピラミッド型の音響バランスで低音までよく鳴っている一方で、細かなところまでテンポの揺るぎがあったり、
交響曲や
交響詩でも演奏しているようにいろいろやっている様子。
最終盤の
ジークフリートの葬送行進曲は、ライブだと大体疲れもでてきて、月並みな舞台転換の音楽になてしまう場合が殆どだが、ここでも細かなところまで「音楽」している。
全然知らなかったけど、指揮は
大植英次に師事していたらしい。大植の
バイロイトでのトリスタンも、細かなところまで表現意欲満点でいろいろやりこんでいたので、その辺りは影響があるのかなと思ったり。