パルジファル
イースター。昔、ドイツで何年か過ごした頃、厳しい冬を超えて、日が長くなってきた頃のイースターの喜びはひときわで、以来日本にいてもこの時期はワクワクする。 イースターといえばパルジファル。ドイツ語圏ではこの時期に上演されることが多いので、日本…
バイロイト2016年からのパルジファルの演出はモスクがでてきたりと過激だったらしいが、2017年の音だけをNHK-FM放送録音で聴く。各歌手とも好調の上、ヘンヒェンの指揮がこの複雑なスコアを手堅くまとめていて、実はかなり名演ではないかと思う。 もとも…
2016年バイロイトのパルジファルはここまでやるかという感想をもたざるをえないものだった。 この演出でのあらすじは、金髪美青年のパルジファルが、第二幕ではUSアーミールックで現れ、クリングゾールの悪の城はイスラム風モザイクのモスク。このプロ…
DVDになった「ボヘミアン・ラブソディ」をようやく観た。クィーンの曲はあまり聴いたことはなかったが、メロディアスで和声も美しい歌につぐ歌を楽しむとともに、俗な言い方だが天命を悟った後の主人公の生き方に普通に感動した。あわせて、しばらく前に…
先日、マリア・カラスのイゾルデを紹介したが、なんとカラスのクンドリという恐ろしいものが録音で残っているらしい。録音が随分悪いらしいのでただちに購入するのは躊躇われるが、試しにちょっと聴いてみたい。 https://tower.jp/item/4607873/%E3%83%AF%E3…
1982年製作の映画版「パルジファル」を見た。本作で特筆すべきは、事前に録音された音楽にあわせて、歌手とは異なる俳優が演技をしていること。近年は、大昔のワーグナー歌手のように声は立派だが、容貌はちょっとという人は減っているが、こういう映画だと…
昨日行ったコンサートのアンコールで、期せずして「ジークフリートの葬送行進曲」を聴いたことで、ワーグナー欲?が久々にむらむらと刺激されて、家族が出かけている昼の間、「ニーベルングの指輪」から拾い聴きをした。「ジークフリート」第3幕の大詰めと…
フランクフルト近郊のマインツの劇場での「パルジファル」。こんな小さな都市の劇場で超ヘビー級の作品に取り組んでいるところがさすがドイツ。舞台はさすがにお金がないのか、小学校の学芸会みたいな舞台で、クンドリーもなんだかそれこそPTAのお母さんみた…