N響

スヴェトラーノフ・N響 マーラー交響曲第六番

今日のFM放送、N響レジェンドは、スヴェトラーノフのマーラー6番。 この曲は、かつては、作曲家個人の悲劇と結びついた、禍々しい、聴く側にもとても覚悟を要求する曲だったし、演奏もショルティはじめそうした期待を裏切らないものばかりだったが、最近…

熊倉優指揮、藤田真央ピアノ N響演奏会(2020年11月14日)

コロナで暗いニュースが多い。クラシックの演奏会も、在外の指揮者・ソリストが来日できず中止・変更に追い込まれているものが多い。 ただ、よく見ると、そうした変更となった演奏会で、コバケン等の大御所に加えて、日本人の若手演奏家に活躍の機会が増えて…

ヤルヴィ・N響のブルックナー第七番ウィーン公演 現地での評価

欧州由来のクラシック音楽を日本人が欧州人の前で演じるときは、欧州人側には一定の好奇とバイアス、偏見があると思う。歌舞伎を欧米人が演じるようなものと思えば当然ではあるが。 こういうこともあって、日本人が演じ、作曲するクラシック音楽が欧州人にど…

マタチッチ・N響 ブルックナー交響曲第8番

マタチッチとN響のブルックナー8番の公演の録音(1984年)を聴いている。日本でのクラシック音楽演奏史上でも屈指の名演として名高い。細かいところはいろいろと荒っぽいが、何か、音楽の一番の本質のようなところを太い腕でグッとつかんで離さず、一気呵…

ハンス・スワロフスキー  N響 ザ・レジェンド

(2018年3月の書き込み(備忘)> 土曜夜のFM放送番組、N響ザレジェンドで、70年代初めのハンス・スワロフスキーの公演記録を聴いた。スワロフスキーはアバドやメータを育てたウィーンの名教師としてのみ知るだけで、演奏を聴いたことはなかったが、い…

ギュンター・ヴァント N響

N響ザ・レジェンドでやっていた1979年のヴァントのN響公演。以前から聴いたことのあるブルックナーに加えて、ベートーヴェンのレオノーレ3番をやっていたが、これが凄かった。 冒頭の一音から凄く衝撃的な音がするが、放送で紹介されたエピソードによれば、…

マゼール・N響のベートーヴェン

最近、讀賣交響楽団との「復活」交響曲のライブ録音が話題のマゼール。 NHK音楽祭2012年でのマゼール・N響の演奏会(FM放送のエアチェック)から、レオノーレ第三番を聴いているが、これが驚きで、何というか、朝比奈隆・大阪フィルの演奏みたいだなと思う。…

サバリッシュ・N響のシューマン

NHK-FMで土曜日夜やっているN響ザ・レジェンドは今年の7月頃、サヴァリッシュのシューマン・チクルスをやっていた。録音を聴き直している。 もちろんサヴァリッシュ・N響もよいが、ソリストが更に素晴らしい。ピアノ協奏曲のブロンフマン、チェロ協…

ブルーノ・ワルターのライブ

東京ではたくさんコンサートやっているけど、あんまり行かないのは、何かと小忙しいのもあるけど、血が騒ぐというか、何が起きるか分からない、行かないと一生後悔するという感じが全然しないせいでもあります。固有名詞を挙げて申し訳ないけど、パーヴォ・…